「為替に言及すべきでない」 首相、菅財務相の“口先介入”に苦言(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は8日午前、菅直人副総理・財務相が外国為替相場の水準に関し、1ドル=95円台が望ましいとの考えを示したことについて「為替は安定が望ましいわけで、急激な変動は望ましくない。政府としては基本的に為替に関しては言及するべきではない」と述べた。菅氏の“口先介入”は望ましくないとの考えを示した発言だ。首相公邸前で記者団の質問に答えた。

  [フォト]笑顔で就任会見をした菅財務相だが、波乱含みの船出となった

 ただ、首相は「菅財務相は、経済界としては(こう考えている)という思いで申されたことだと思う」とも指摘。菅氏に直接、発言を控えるよう求める考えはないと説明した。

 菅氏は7日に行った財務相就任後初の記者会見で「経済界では1ドル=90円台半ばが適切との見方が多い。もう少し円安に進めばいい」と発言。これを受け、7日の東京外国為替市場では円売り・ドル買いが加速し、1ドル=92円台後半で取引された。

【関連記事】
[会見詳報]菅財務相「答えない方がいいが、もう少し円安」
菅財務相、為替発言“確信犯”? 波乱含みの船出 日航対応、分かれる評価
東京株、急反発で1万800円回復 菅氏の円安発言を“歓迎”
NY円、93円前半 菅財務相の“円安介入”発言で
財務相はもろ刃の剣 「ポスト鳩山」最右翼の菅氏に賭け

菅発言で首相「為替、言及すべきでない」(読売新聞)
新品種 春と秋に咲くサクラ 理研チーム(毎日新聞)
<子ども手当>税滞納分差し引き支給、群馬・太田市が撤回(毎日新聞)
京都「四条京町家」、財政難で閉館へ(読売新聞)
<消費者ホットライン>守ろうよ・みんなを…12日スタート(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。